結婚式で歌う歌。其の2
2006年 07月 20日
真にありがとうございます!
昨日のブログの返信で、tukiさんからこんなリクエストを受けました。
「I will always love you(ホイットニーヒューストン)」
うん、これも結婚式の定番ソングですね。
一番最後のサビの「And I~♪」の部分は、ケーキ入刀の時に使われると
ものっすごい盛り上がりを見せるのは、想像に難くありません。
またSM○Pの中居君もよく歌ってますね。詳しくは書きませんが。はい。
彼の発音があまりに
私がこの曲をカラオケで歌うと
「えんだ~♪って、And I~♪のことだったんだ~!!」
と驚かれるのもしばしば。うん、話題がそれましたが。
が、
この曲が実は失恋の歌だってことを知ってる人は何人いるんでしょうか。
「I will always love you」は、
昔大ヒットした映画「ボディーガード」の主題歌でした。
この曲は、映画中でも実際にホイットニーが最後に歌います。
映画の途中、ゴージャスで何もかも極めたスーパーシンガーを演じる彼女はこの曲を聴き、
「こんな男を未練たらたら思うような曲、私には似合わへんわ」
関西弁では言わないですが、このようなことを言っています。
ちなみに、この言葉からもわかるように、この曲はカバー曲です。
そして、恋に落ちた二人はシンガー、プロボディーガードという立場から
一緒になることは出来ず、未練たらたら別れていくわけですね。
その時にテレビを通して歌った曲こそが「I will always love you」
「私はあなたがいなくなっても、ずっとあなたを愛しているわ」
「甘く苦い思い出、でもどうか泣かないで」
「あなたの幸せを願っているわ」
まあ簡単に要約すればこんなかんじでしょうか。
つまりは、去ってゆくケビンコスナーへの愛のメッセージソングなのです。
映画の内容を知っている方はご存知のはず。
映画の中でも、この曲は切ない曲だと説明があります。
でも、こうして結婚式に使われるのはなぜなのでしょうか。
一つはサビの「~always love you~♪」という部分が
非常にわかりやすい簡単な中学レベルの英語だということ。
ここだけ聞けば、鉄壁の愛する人への殺し文句でしょう。
この曲のサビは全て「I will always love you」だけで成り立っています。
「あなたのことを愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる!!!
(でもあなたは行っちゃうんだけどね)」
()内の部分はサビ以外でしか歌われていませんから。
実際、サビ以外はあまり式中には使われないことが多いようです。
もう一つは映画の内容&タイトル。
「ボディーガード」は「守ってくれる人」
それを結婚する相手、もしくは自分に重ね合わせて
「自分もこうやって彼女を守っていくんだ」
「私もこうして彼に守られて生きていきたいの」
みたいな。
結構最後の「二人は別れていく」所はなぜか忘れられているようです。
そしてホイットニーの圧倒的な歌唱力。
あの聞くものを圧倒させる壮大なスケールの歌声。
その力強さに、自分たちの結婚の後押しをしてほしいカップルが
多く存在するのではないでしょうか。
しかし私が思うのは、この一つ一つが重要なのではなく、
これらが一つになった時に現れる相乗効果だということです。
それは、この映画の全体ではなく一部分ずつのみ。
ボディーガードの彼が彼女を力強く守ってくれる。
そして恋が芽生える(結論はどうでもいい)。
そして彼女が「あなたを愛している」という歌を歌う(他の部分はどうでもいい)。
その歌はとても素晴らしかった→結婚式でも使いたい。
あくまで自論ですが。はい。
ちなみに・・・・
「タイタニック」という映画を皆さんご存知だと思います。
あの主題歌もかなりの大ヒットを売り上げましたね。
「MY HEART WILL GO ON(セリーヌ・ディオン)」
映画の内容は今更書くまでもないですが、
「I will always love you」とは違って、こちらは壮大なラブソングです。
にもかかわらず、結婚式であまり使われることは少ないようです。
説明するまでもありませんが、これはモロ映画が影響しています。
「あ、これタイタニックの曲だ。縁起悪くない?」
曲自体は想い合う二人の最高の詞なんですが、
どうもタイタニック→沈没→別れ みたいなイメージが。
「ボディーガード」
「タイタニック」
このタイトルだけ比べても、うん勝負あり。ってかんじです。
というわけでタラタラ書いてしまいましたが、
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
by glooby_ayako | 2006-07-20 12:11 | music